「車いすノミクス」とHALについて R3.6予算質問通告文④
(1)「車いすノミクス」の提唱と福祉機器産業への参入促進について
次に、「車いすノミクス」私の造語ですが、その提唱と、車いすをはじめとする福祉機器産業への参入促進、そして運動支援ロボット「HAL」の普及促進について伺います。
先日私の叔父の矢吹文敏が亡くなりました。人の半分以下の足で一生車いす生活であったにもかかわらず、私の父よりも早く車の免許を取って手だけで自家用車を乗り回し、海外旅行が珍しかった頃に車いすでアメリカのディズニーランドに旅行し、進んだ海外の障がい者対応社会に感化されて、京都に移住して障がい者の自立生活運動に一生を捧げた叔父でした。本も数冊出しており死ぬまでジョークを飛ばすユーモアを持った本当に尊敬できる叔父でした。障がい者はかわいそうじゃない、自立して生活するのに困った時ちょっと手を貸してくれればいい、というのが口癖で、一度「カールルイスに比べたらお前は障がい者だよ」と言われました。その言葉で健常者と障がい者などという明確な線引きはなく、グラデーションなんだと思い知らされました。