一期四年を終えて、二期目に挑戦することを決意した現在の、今後に向けて考えている施策を、各分野ごとに書くシリーズです。

四番目は雇用の創出です。

たくさんの人に住んでもらうためには、雇用の創出が不可欠です。

天童ではイオンモールもでき、荒谷西工業団地や今後完成予定の流通団地によって、確実に雇用が増えています。この流れを止めてはいけません。

一点目に、企業の誘致と工業団地の新設についてです。

雇用創出のために誰しも最初に思いつくのが企業誘致ですが、これはどの地域でも取り組んでいてなかなかに厳しい。しかし、国は地方創生に向けて、首都圏などから本社機能などを地方に移す場合、税制の優遇をするという指針を示しました。これは同時に、地方の誘致施策も不可欠としています。天童や山形県としても、この流れに乗って、大胆な企業誘致優遇政策をなすべきでしょう。

同時に、企業や工場を誘致するためには、その受け入れ先の土地が必要です。現在の荒谷西工業団地が現在進行中ですが、その次も考えておかなければ、企業が移転を求めたときに即応できません。

実は大企業の移転の話もあったのですが、移転の土地が広大であり、しかも半年後に対応してもらいたいとのことでした。しかし、行政がいくら早く動いても、こうした手続きには二年はかかってしまいます。そのためにその話はお流れになってしまいました。

こうしたことを考えても、次の工業団地のための準備は進めるべきと思います。個人的には立谷川の下流、運転免許センターの周辺が適地だと思っています。

二点目に、今地元にある企業の振興です。

企業支援の形として、新産業への進出や新たな仕事の創出、二社以上の提携による企業・工業マッチングなどについて、国も県も多くのスキームを持っています。ぜひこれを有効に活用したい。

群馬県ではそうした国の補助金をどんどん取っていくために、企業への情報提供と提出資料の作成をサポートする事業をやっています。いわゆる群馬方式というものですが、山形県でもこれを見習ったものを実現できるように現在動いています。

また、各企業の利点をマッチングさせて新製品を開発したり新ビジネスを生み出す、コーディネーターやアドバイザー、コンサルタントの事業が山形県にもあるので、これをさらに充実させ、天童でもこうした事業を立ち上げたいなあと考えています。仙台では、大学教授がこうしたマッチングとコンサルタントをする「御用聞き教授」という事業をやっていて、こうした産学官連携事業もおもしろいと思っています。

三点目に、新時代に向けた産業振興についてです。

以前に、つくばで福祉ロボット「ハル」を視察してきましたが、これは非常に夢のある技術で、今後の労働革命にもつながるものだと感じました。こうした新技術との提携、さらにはもっと発展させて福祉産業の集積をはかっていきたいと考えています。(ハルと福祉産業の集積については、以前に書いているので参照下さい)

また、ベンチャーラボというものもあって、ベンチャー企業と地方自治体などのマッチングなどを行っているとも聞きますので、こうしたものを有効活用して地元に新産業を誘致したい。さらに、美瑛とヤフージャパンが人材育成で提携したということで、こうした動きも興味深いです。

四点目に、職業訓練や技術者の育成についてです。

シングルマザーや生活困窮者の方々、ニートの方々、身体障がい者の方々の職業訓練支援や、企業における実習とマッチングなど、社会で困っている方々の就職支援は、これからの時代不可欠です。全国でも好例が多々ありますので、参考にしていきたいと思っています。

また、大工さんや技術者などの育成についても喫緊の課題です。まずは、高校生や学生さんに技術者の道を示し、同時に行政でも育成への支援をしながら、この課題に向かわなければなりません。

来年山形では技能五輪が開かれ、天童も会場になる予定なので、これを機に、技術者育成の支援に大きく動いていければと思っています。

最後に、中心市街地の活性化と商店街の振興についてです。

中心市街地の活性化については、若手の会の織田プロジェクトという会を立ち上げ、市街地活性化と観光振興に取り組んでいます。まちなかの周遊などを促進したり、舞鶴山西の歴史ゾーンの発信に取り組んできます。

とくに天童から重要要望として県に出ている、駅前通りの無電柱化が将来的に実施されるのにあわせ、「将棋と織田といで湯の天童」らしいまちづくりができるように、今のうちから構想を固めていきたいと思っています。

また、タブレットを活用して、買い物弱者が中心市街地の商店に注文し、これを配達するシステムを導入した市町村があります。こうした取り組みを参考に、かゆいところに手が届く地元の商店が、継続的に商売ができるようサポートする事業にも取り組みたいと思っています。