北海道のほ場整備の視察
一期四年を終えて、二期目に挑戦することを決意した現在の、今後に向けて考えている施策を、各分野ごとに書くシリーズです。

三番目は農業政策です。

「農業は非常に厳しい」と言われますし、確かに様々な課題を抱えています。米価の下落がとくに厳しく、さらにはTPPの問題や農協改革の問題、農政改革と、国の動きも注視されるところです。国の動きを私がこうする、とは言えませんが、少なくとも、農業が再生産可能となり、農家の収入が上がることが第一義であることは間違いないのですから、しっかりと国にもこれを訴えていきたいと思います。

しかし、私は農業はこれから夢のある分野だと確信しています。農業は今まさに過渡期、大変革の時期であり、様々なアイディアによって、これから伸びていく産業だと思っています。

そのためにも、国任せにするのではなくて、地方でできることは地方で頑張らなければなりません。

まずは、平均年齢65歳という農業従事者の状況を考えれば、次世代を担う新規就農者をどう確保するのか。これが重要になってきます。

国からの就農給付金がありますが、これは農家の二代目には給付されづらく、年齢制限もあるといった課題がありますので、これはしっかりと国につないでいきます。同時に、就農するにしても農業の経験を積まなければならないわけで、こうした勉強できる機会をつくることも必要です。森谷県議のところはじめ、ボランティア的にこうした実習生を受け入れてくれている農家の方もいますが、こうした受け入れ農家への支援も必要かと思います。

また、小規模な果樹をやっている高齢化した農家さんなどでは、普段はいいけれども防除やハウスのビニールかけ、剪定などさえ手伝ってもらえれば、まだまだ農業が維持できるという方も多数います。こうした方の所に、任意組合などを作って農作業手伝いの派遣を行い、同時に若手への研修機会とすれば、後にそうして出会った若手が農地の後継者となるなどの良いつながりができるでしょう。

退職者を対象とした地域「農業大学」や、農業のワーキングホリデーで若手の農業体験など、全国的におもしろい取り組みをしているところがあるので、こうしたものも参考にしていきたいです。

二点目に、次世代農業の導入です。

主食用米の米価下落と政府の減反政策の転換に対応し、新たな農業への進化も考えなければなりません。

例えば、藻を生産し、その藻から油を抽出して、食用から航空機の燃料までを生産するという、いわば田んぼが油田になるというような夢のような研究が進んでいます。(田んぼが油田に?ということで以前書いてますので、ご参照下さい)こうしたものへ対応し、導入研究をはじめたい。

また、薬草なども有望な市場です。

もちろん、田んぼのような面的な広がりのある土地と、中山間や遊休農地のように狭い土地では導入できる種が違いますので、さまざまな可能性を追う必要があります。

次世代の農業の導入に向け、今から考えていくことが重要です。

三点目に、林業の振興についてですが、現在、チップボイラーを温泉などの民間施設に導入することで、間伐材や材木として使えない部分の木材などを、燃料として販売することで、林業を復活する、という事業に取り組んでいます。(これも以前にチップボイラーの稿で書いています)

この事業により、林業の再生と山での雇用創出、再生可能エネルギーの導入による環境への配慮、里山の整備による土砂災害や河川氾濫などの防止、エネルギーに関わる経済が地元でまわる、といった何点もの利点を臨んでいます。

林業の再生には非常に興味があるので、今後、ぜひ頑張っていきたいです。

四点目に、これは夢になるのですが、北海道にホクレンがやっている一大農業観光施設があります。農業体験、直売所、農家レストランなどが集積した施設です。

これをぜひ山形は天童に誘致・建設したいという夢をもっています。

他にも、農業ファンドの導入や、米の販路拡大作戦、酒米の増産、鳥獣被害の防止のための警備会社による「捕獲ビジネス」の導入など、さまざまな農業に関わる事業に取り組んでいきたいと思っています。