DSC_6545一期四年を終えて、二期目に挑戦することを決意した現在の、今後に向けて考えている施策を、各分野ごとに書くシリーズです。

二番目は福祉政策です。

福祉という言葉は広い範囲で使われますが、ここではとくに高齢者と障がい者・児に対する施策を取り上げたいと思います。

まず、なんといっても大変なのが、介護の問題です。現在、様々な介護施設が建っていますが、重度の介護が必要な方(身体的にであったり、認知症であったり)の場合、施設に預けたくても施設はいっぱい、金銭的な負担も大きい。在宅で介護しようにも、仕事を辞めなければならなくなったり、老老介護などと言われる問題もあったりします。

特別養護老人ホームなどの施設は、国の基準で無制限に建てるわけにはいかないシステムになっていて、もちろん予算の関係上、なかなか数を増やせません。

介護の問題は、地方の単位で解決することができないことが多く、国の福祉政策の転換・充実が待たれるところです。

しかし、そうとばかりも言っていられないので、地方でできることはやらなければならない。とくに予算をかけずにアイディアで様々な問題に立ち向かわなければなりません。

まずはなんといっても介護士の方々の人材不足が問題です。介護を必要としている人が増える一方で、介護の担い手が確保できない。その理由は、大変な仕事の割りに、収入がどうしても低いといった原因が考えられます。

介護従事者の処遇改善が喫緊の課題です。

しかし、給料を増やす、というのは地方行政でできるものではありません。そこで、アイディアなのですが、介護などの福祉に従事する方を、特別に市営住宅に安く住んでもらえる制度を作ればいいのでは、と思っています。給料を増やすのではなく、住宅にかかるお金を減らして、実質的な収入をあげてもらうのです。

セーフティーネットとしての市営住宅という考えの転換です。もちろんセーフティーネットとしての市営住宅は残しますが、今、社会に求められている人材で、処遇改善がなかなかなされない方(介護や保育などにかかわる方々)を、住居にかかる費用の負担軽減という視点から優遇するのです。

市営住宅の不足分は、民間のアパートなどの借り上げ住宅で対応します。(市営住宅の借り上げ住宅の可能性と課題は、以前に書いてます。そちらを参照下さい)

この施策を活用すれば、福祉に従事する方々の実質的な収入を上げられ、また、その市営アパートに住む同居者が介護サービスを受けられるようなシステムにすれば、市営住宅をちょっとした介護施設のようにすることもできるでしょう。

また、在宅介護を推し進めることも重要です。

前述のように特老のような施設を無制限に増やせない以上、在宅介護の推進は必須ですが、なかなか進みません。自宅で介護するにも、労力と財力の両面で難しいのが現実です。まずは、在宅で介護した人の方が得をする(言葉は悪いですが)制度にしなくてはなりません。例えば、在宅で介護をする人に補助金を出す、などです。

同時に、訪問介護ステーションなどを充実させて、在宅介護をする人々のサポートを充実させねばなりません。そのためにも、介護従事者の増強と処遇改善は欠かせないでしょう。

また、中山間地域や周辺の地域においては、その地域に住むシニア層などに介護従事者になってもらい、互助の関係で福祉に従事してもらい、同時に介護従事者には収入を得てもらうということも重要でしょう。

さらに、福祉というものを産業ととらえることも今後の未来につながります。

車いすなどは、障がい者だけではなくて、病気をした人や高齢者にも必要なものなので、非常に今後伸びる「産業」だと思いますし、福祉関連グッズというのは本当に多様で、需要もあるのでビジネスチャンスになり得ます。

こうした福祉産業を天童に集積させ、福祉による産業振興と雇用創出を果たし、経済を活性化させた上で、さらに福祉モデル地域として、高齢者や障がい者が住みよい街を目指す、というのも新しいまちづくりの形でしょう。(福祉産業の集積も以前書いていますので参照下さい)

次に、障がい者・児への支援の充実です。

特別支援学校の充実に関しては、天童に分校を森谷県議とともに誘致することができました。今後とも、より拡充したいと考えています。

障がい者の就労に関して、室内農業への就労などを山形市でやっている企業があって、これはぜひ天童でもやってみたいと思っていますし、不要PCの解体やショップの開設など、全国的に障がい者就労のおもしろいアイディアをたくさんあるので、取り入れていきたいです。

それ以外にも、障がい者・児の方々には、その障がいに応じた様々なお悩みや苦労があります。

四肢の障がい、目・耳の障がい、知的なもの、それにとどまらず、事故や病気に伴うものなどなど。とても一つの政策で解決できるようなものではないので、たくさんの相談を受け、一つ一つ対応していきたいと思っています。

ぜひご意見をお寄せいただければと思います。