県産酒昨年4月ころから取り組んでいた、「乾杯は県産酒で」の条例が今2月議会で成立しました。正確には「やまがた県産酒による乾杯を推進する条例」です。

京都市で全国初の「乾杯条例」が制定されてからその動きが全国に広がり、清酒であったり焼酎であったりと各々ながら、多数の例がこの二年ほどで出てきました。県で制定されたのは4番目ですが、去年の4月に私が提案したときには県でいえば初になるはずだったので残念ではありますが、その分、じっくりと条例案文を考えられたと思います。

山形には日本酒だけでなく優れたワインもあり、米焼酎や他の果実酒もあり、どれも誇るべきものなので「県産酒」というくくりにしました。

今回条例の案文を考えるにあたり、県産酒について改めて色々勉強しましたが、まず日本酒に関しては、県内に54の酒蔵がまんべんなく分布していること(最上はちょっとすくないのですが)、その各地の酒蔵の近辺に住む人たちが酒造に関わってきたこと、しかも、安い酒ではなく吟醸酒をはじめとする高級酒が多く、県の酒造全体に占める割合は全国トップレベルであることが特徴的です。

つまり、各地の地元に根付いた文化を形成してきたということです。

山形の日本酒の人気はどんどん上がっており、全国の好きな地酒銘柄ランキングでは4年連続トップ、世界でも山形をトップクラスとする書評が「サンフランシスコクロニクル紙」に載るなど、世界に誇るべきものであることがわかります。

また、ワインに関しても、地元のブドウを使う割合が多く、しかも醸造技術がすばらしいため、山形の銘柄が金賞を取ったり入賞したりと、全国に誇るものとなっています。(私もはじめて知ったのですが、日本のワインは地元のブドウを使うのではなく、ブドウ液を外国や他から買ってきて、醸造だけする、というものが多いそうです)

今回の条例はこうした県産酒を「文化」ととらえ、県産酒とそれを支える農業や工芸品なども含めた文化を、県民に再認識してもらい、県外、世界へ発信して山形のすばらしさを知ってもらい、さらにその文化を後世に残す、ということを主旨としています。

もちろん、過度の飲酒や飲酒運転を促すのではなく、県産酒の飲酒を強制するものではないので、個人の嗜好を尊重する旨の一条も加えています。

条例にまでする必要があるの?とか、飲酒の強制か、などという批判もありましたが、個人の嗜好を尊重しつつ、あくまで県民全体で「文化」である県産酒を再認識し、世界に発信するために、まずは宴会のときにどうせ乾杯するなら県産酒で乾杯して、それを味わい語らうことで、文化発信と継承のきっかけにしようという条例ですので、ご理解いただきたいと思います。より辛辣な人は、県議会にはもっとやるべきことがあるだろう、などという投稿もあったようですが、他の仕事もしっかりとやりつつ、こういった県民の意識高揚条例といったものも議会の重要な仕事かと思いますので。

これからの時期、年度末年度初め、歓送迎会の時期などにぜひ皆さん、県産酒での乾杯を!また、今年一年、そういったキャンペーンが各地のイベントやお祭りで行われると思いますので、どうか県産酒をお楽しみ下さい!お酒の飲めない方は、どうぞ県産のソフトドリンクで(^_^)