DSC_6583断水に関しては、7月の災害以降、建設常任委員会や執行部との話し合いの中で、様々議論してきましたが、今回、色んな対策と具体的な見通しができたと感じたので、公式の質問の場で「このくらいの災害なら大丈夫」ということをはっきりさせておくことが必要と思い、この問題を質しました。

本年度中の緊急対策と来年度から27年度までで3億7千万円を投じて、県では浄水機能の向上をはかる考えです。具体的には、浄水する薬品注入の機能アップや浄水後にでる泥を排出する機能を強化することにより、ある程度の濁度があっても100%の浄水が可能になる対策です。

すべての流入河川の土砂崩れを防いだり、吸水口をかえたり予備の吸水口をつくって長大なパイプラインをひいたり、まして予備の浄水場をつくることなどは、莫大な予算がかかることであり、水道料金をあげないで費用対効果を考えて対策をうつのならば、今回の県の対応は最も現実的で、効率的な方法であると思います。

ただ、重要なのは数値的な想定です。

どのくらいの濁度ならば浄水可能なのか。どのぐらいの災害ならば、どのくらいの給水制限をしなければならないのか、といった具体的な数値が示されないと、受水市町としても対策のとりようがありません。

今回の質問で県が示した数値は、濁度500度以下ならば100%浄水でき、1000度まででも70~80%の浄水が可能ということでした。7月の災害の際には、300度程度が長期間続いたために断水を引き起こしましたから、十分に100%の浄水ができるようになったということです。7月の大雨で言えば、給水制限は44時間にわたりましたが、この対策により、この時間を6時間まで短縮できます。天童では24時間分の貯水池があり、あらかじめの対策や他市町との水の融通を行えば、この前のような数十年に一度の災害でも、断水は引き起こさないで済む、ということです。

9月にも大雨で一時濁度が1000度を超えましたが、このときも断水を招かないで済んでいます。こうしたことを考えると、27年度までの対策で、かなり自信を持って断水はおこらない、と言えるかと思います。

もちろん不測の事態も100年に一度の災害も起こりえますから、確実に断水はない、などとは言えませんが、100年に一度のために年間に何億も使って、しかも水道料金が上がるということは避けなければなりませんし、もし7月の災害を超えるものが起こっても、今回の対策は十分にそうした事態にも対応できると思います。少なくとも、8日間などという長期断水にはならないでしょう。1日2日の断水ならば、あのときの天童市民も我慢できたでしょうし、それぐらいの短期間断水ならば、給水車や井戸などで対応しきれるでしょう。天童としても、こうした県の想定をもとに、なるべく予算をかけずに緊急事態への対応だけを行えばいいということになるかと思います。

もう一つは、広報体制です。

7月からずっと強く要望しているのですが、今どうなっているのか、今後の見通しはどうなのか、まったく情報発信がなっていない。災害時だけでなく、平常時から山にどれほどの雨が降っていて、取水口の濁度がどれくらいで、浄水場が何%の浄水を行っているのか、ワンストップで見られるHPの確立を早々にするよう、強く要望しました。

もちろんネットを見られる人ばかりではありませんから、アナログでの発信も考えなければいけないでしょう。

こうしたハードとソフト両面の対策で、断水対策はだいぶとれたと思います。

今後の早期事業完成と広報の充実をこれからも注視していきたいです。