ハル写真先日、つくばに視察に行った際、サイバーダイン社という会社を訪れ、福祉ロボットの「ハル」を視察してきました。

実際にロボットを見てみて、その性能にびっくりしました。これは、足の部分に装着し、頭で足を動かすことをイメージしただけで、その命令に反応して動くロボットです。つまり、足が麻痺などで動かなくなった方でも、これを装着すると立ったり歩いたりできるロボットなのです。

これは試験段階というわけではなく、すでに福祉の現場や医療現場で使用されているもので、日本ではじめて日本のみで製造された医療機器だということです。半身麻痺や下半身麻痺などに対応する機種が実働しています。現在は足の部分のみですが、将来的には腕や手についてもこういったロボットが開発されるということでした。

寝たきりだった方が立てた、歩けない人が歩けた。様々な使用の体験談などを伺って、涙なしには聞けませんでした。

さらにびっくりしたのは、実際にこのロボットを使って立ったり歩いたりを訓練すると、断絶していたはずの神経が別ルートで再接続し、ロボットの補助なしで歩けるようになる例があるということです。実際に、このロボットで半年間特訓して結婚式にのぞみ、自分の足でバージンロードを歩いた花嫁の映像を見せてもらい、感嘆しました。(これも涙なしには・・・)

もう歩けないと思っていた人が自分の足で歩ける。これほど嬉しいことはないし、人生への希望がわく。そしてこれは、誰しもがその立場に立ちうることです。

これからの長寿社会、医療的にも福祉的にも、非常に可能性のあるロボットです。

さらに言えば、この会社ではその先を見据えており、労働補助としての支援ロボットという側面を開発していきたいということでした。つまり、高齢者になっても思い物が持てたり、農作業ができたりと、労働力の年齢層や幅をひろげる労働補助ロボットの開発です。(すでに福祉現場における腰をサポートするロボットが現場投入されています)

現在は高価ですが、需要が増えれば安価になっていき、普及が進むはずです。労働補助のロボットまで見据えれば、可能性は無限大で、市場としてもすさまじい大きさになる可能性を秘めています。

私も、福祉を市場としてとらえたときに、車いす・電動車いすなど、まだまだ可能性が大きい市場だと思っていて、こうしたものを山形に集積できないかと考えてきました。色んな意味で幅の広い分野なので、こうしたロボットの分野も含め、研究を進めていきたいと思っています。

サイバーダイン社としては、あらゆる機関や地方と連携したいという方針なので、ぜひ、山形県でも(山形大学も含めて)関われないか、今後、一緒に視察に行った同期議員と勉強会をしていこうかと思っています。