⑧栗子トンネル工事(米沢市)(2013.5.21)(6)6月議会に先立って、建設常任委員会にて県内の視察をしてまいりました。今回は主に村山・置賜地区の視察でした。

初日には村山市で企業局が取り組むメガソーラー発電、天童の浄化センターにおける太陽光発電とメタンガス利用発電と、再生可能エネルギーの視察。企業局の役割として、事業であると同時に県内普及のための実証実験的な要素もかねた取り組みについて研修しましたが、やはり、再生可能エネルギーは地元でつくって地元で使って地元が儲かる、というシステムを作らなければ、本来の地域振興にはつながりませんので、これを県が主導することの大切さを感じました。また、冬期間には封鎖されている国道347号線の尾花沢側と宮城側の双方を視察し、通年通行に向けた取り組みと、課題について国土交通省や両県職員の話を聴取しました。

二日目は、地元天童の舞鶴山と芳賀土地区画整理事業について視察。常任委員長として地元のことを発信する意味で天童をまわったのですが、他の県議の方々に天童を見てもらったいい機会になりました。舞鶴山は北目の急傾斜地対策事業を、町内会長はじめ地元の方々からもお集まりいただいて視察しました。芳賀土地区画整理事業については、急ピッチで進む土地開発の現状とこれまでの経過・苦労話を含めて、土屋理事長から直接説明を受けました。県議の方々が一様にすごい事業だと感心していただき、誇りに思ったところです。

新築した県営住宅の飯塚団地を視察し、二日目の午後には、南陽市において発生した雪崩・土砂崩落の復旧現場を視察。大規模な雪崩によって道路が寸断され、住居二軒が孤立した現場で、この経過と復旧状況を聴取しました。北目もそうですが、急傾斜地対策はなかなか予算も足りずにまだまだ進んでいないのが実感です。河川対策なども同じことで、こうした人の命と財産をまもる事業にしっかりと予算をつけ、計画的に実行していかなければならないと改めて感じました。

その後、東北中央自動車道の整備工事について、福島・山形県境の栗子トンネル掘削現場を視察しました。長さ8972mの東北最大・国内5番目のトンネルで、その掘削している最先端、3200m地点を見ることができました。ダイナマイトの発破によって掘り進む工法で、日本の技術力・現場技術者の力に感嘆しました。3200m地点の石をもらってきましたが、トンネル掘削現場を見られる機会などは相当に珍しいことなので、貴重な体験となりました。(写真:3200m地点にて)

その後置賜の広域水道の浄水場で水道水ができるまでの過程を視察し、三日目には建設業界の新分野進出について、米沢の後藤組さんがしめじの栽培・販売に取り組んでいらっしゃる工場を見学して、視察を終了しました。

やはり建設分野は現場が第一。非常に充実した視察となりました。